昨晩の海外市場は、米3月消費者物価指数の結果を受けて、ドルが軟調な展開も、FOMC議事録を受けて巻き戻し気味で終了した。FOMC議事録では、「数人のメンバーは金利見通しはどちらの方向にも変わる可能性があると指摘」、「今年、利下げが必要になると予想したメンバーはいなかった」ことが示された。 ドル円は、111.28を高値に、米長期金利の低下や高く始まったNYダウが失速したことで、110.84まで下落、ユーロドルは、1.1287を高値に、ドラギECB総裁が、「マイナス金利の影響を軽減する必要性があるかどうか検討するが、まだ分析が必要」と述べたことで、1.1230まで下落したが、マイナス金利政策の拡大に積極的とも言えず、このレンジで推移、ポンドドルは、EU臨時首脳会議を控えて1.3114から1.3056まで下落後、1.3120まで反発した。 一方クロス円では、ユーロ円が125.45から124.78、ポンド円が145.72から144.98まで下落、オージー円が79.23から79.60まで反発、NZD円が75.20から74.78で上下、カナダ円は83.50から83.16まで売りに押された。