昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、米3月雇用統計が、強弱入り混じる内容だったことを受けて、大きな方向感となっていないが、ブレグジットの協議を睨んでポンド売りが優勢となった。米2月雇用統計では、平均時給が予想を下回ったが、非農業部門雇用者数は、+19.6万人と予想を上回った。 尚、トランプ大統領が「FRBは量的引き締めを停止し、利下げするべき」、「米金融当局は量的緩和にシフトすべき」などと述べたが、目立った反応は見られなかった。  ポンドドルは、英政府が、トゥスクEU大統領に、離脱期限を6月30日まで再延期することを要請したと報じられたが、EU側がこれを受け入れるかは不透明が残っていること。また、メイ首相と英労働党の協議に関して、英労働党が、「EU離脱に関して英政府から譲歩案が提示されていない」したことで、1.2987まで一時売り込まれた。またユーロドルは、1.1246まで上昇後1.1210まで下落、ドル円は111.58まで下落後、111.82まで反発も、このレンジでの動意に薄い取引が続いた。  一方クロス円では、ユーロ円が125.52から125.23まで値を下げ、ポンド円は145.12まで下落、オージー円が79.27、NZD円が75.08まで値を下げ、カナダ円は、弱い加3月雇用統計を受けて、83.29まで一時売りに押された。