昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、予想を上回る週間新規失業保険申請件数もあり、ドル買いが優勢となった。NYダウは、米中通商協議の進展期待から一時171ドル高まで反発した。
ドル円は、111.34を安値に一時111.63まで上昇も、鈍い動きが続き、ユーロドルは、独2月独製造業新規受注が弱く、ハト派的なECB理事会議事録、イタリア政府は、「2019年のGDP見通しを大幅に引き下げる」との報道を受けて1.1206まで下落、ポンドドルは、英下院が、EU離脱延期をEUに求める法案を可決したものの、英保守党と労働党の党首会談が不調に終わっており、1.3061までじりじりと値を下げた。また、メイ首相報道官は、メイ首相とコービン党首は、5日にも再協議すると報じているが、合意の目途は立っていない。
 一方クロス円では、ユーロ円が124.37、ポンド円が145.69まで下落、オージー円は79.17から79.47まで反発、NZD円が75.27まで値を下げ、カナダ円は、予想を上回る3月Ivey購買部協会景気指数を受けて83.35から83.61まで値を戻した。