昨晩の海外市場は、ポンドが英議会の採決を控えて、荒れた展開も、週末・月末・四半期末を控えて、総じて揉み合い気味の展開となった。米経済指標としては、2月個人所得や1月個人消費支出が、3月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回ったが、2月新築住宅販売件数や3月ミシガン大消費者信頼感指数の確報値が、予想を上回り、相場に対する影響は限られた。 ドル円は110.64から1110.95で上下、ユーロドルは、1.1210から1.1347が、ポンドドルは、英議会での採決を控えて1.3003まで下落後、採決で接戦に持ち込めるとの噂などから1.3136まで急伸後、メイ首相のEU離脱案が、英議会で否決されたことで、1.2978まで売りに押された。また、NYダウは、堅調に231ドル高で引けた。 クロス円では、ユーロ円が124.14から124,64で上下、ポンド円が145.50を高値に、143.83まで売り込まれたが、一方で、オセアニア・資源国通貨は堅調で、オージー円が78.82、NZD円が75.57、カナダ円が83.05まで値を上げた。