NY午前

 NY市場の動向は、弱いユーロ圏PMIを受けた欧州景気減速懸念、トランプ大統領が、ゴラン高原のイスラエル帰属に肯定的な発言を行ったことに関して、トルコのエルドアン大統領が激しく批判。米国とトルコの関係悪化を懸念したトルコリラ売り、ブラジルでは、テメル前大統領が汚職に関与した疑いで逮捕されたことが嫌気され、NYダウが329ドル安まで下落し、リスク回避の動きが強まった。ただ、米2月中古住宅販売件数は、予想を上回ったが影響は限定された。  ドル円は。米10年物国債利回りが、節目の2.50%を割り込んだことで109.90まで下落、ユーロドルが1.1273まで値を下げ、ポンドドルは1.3082を安値に1.3204まで反発した。  一方クロス円では、ユーロ円が123.94まで下落、ポンド円が145.76から144.55まで一時値を下げ、オージー円が77.79、NZD円が75.53、カナダ円が81.88まで下落した。  尚、トルコリラ円が19.11、南アランド円が7.59、メキシコペソ円が5.75まで売りを強めた。