金曜日の海外市場は、米2非農業部門雇用者数が、+2万人増と予想を大幅に下回ったことで、一時ドル売りが強まったが、政府閉鎖や寒波の影響、強かった12月や1月の反動との見方。また、一方で失業率が低下、賃金は上昇していることが下値を支えた。2月失業率は3.8%と歴史的な低水準を維持、平均時給は前月比0.4%増と2009年4月以降の強い結果を示した。 ドル円は110.79まで下値拡大後111.20まで反発、ユーロドルが1.1246まで買い戻しが優勢となったが、ポンドドルは、バルニエ欧州委員会首席交渉官が「ブレグジット協議はほとんど進展がなかった」と発言したこともあり1.2990まで下値を広げた。 一方クロス円では、ユーロ円が124.28から124.99まで反発、ポンド円は144.33まで下落、オージー円が78.42、NZD円が75.71まで買い戻され、カナダ円は、2月新規雇用者数が、予想を上回ったが、中国からの政治的圧力による輸入禁止やトルドー政権のスキャンダルなどが嫌気され、82.41から82.90で上下した。