昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、弱い米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や軒並み予想を下回る経済指標が、ドルの上値を押さえるも総じて揉み合いの展開となった。ただ、NYダウが、192ドル安まで利食いに押されたことで、クロス円中心に利食いが優勢となった。
 ドル円は110.57から110.84で揉み合い、ユーロドルは、強弱入り混じるユーロ圏各国のPMIを受けて.1.1321から1.1366で上下、ポンドドルは1.3096を高値に、「来週までにブレグジット案が通過するとは思えない」との英政府筋の報道を受けて、1.3027まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が125.88と高値に125.33、ポンド円が144.95から144.27まで値を下げ、オージー円は、「中国が豪州産の石炭輸入を禁止する」との報道を受けて売りが続き、78.35まで値を下げ、NZD円も75.30まで下落、カナダ円は、ポロズBOC総裁の発言を受けて84.16まで上昇後、83.65まで売りに押された。