昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、若干揉み合い気味も、クロス円中心に円が軟調な展開。米経済指標としては、1月鉱工業生産指数が予想を下回ったが、2月NY連銀製造業景気指数や2月ミシガン大消費者信頼感指数が、予想を上回ったことがドルを支えた。また、トランプ大統領が、メキシコの壁建設の費用を捻出するために非常事態宣言を発令したが、事前に一定の織り込みがあることで悪影響は限定された一方、「米中通商交渉において、交渉中は関税の引き上げを一時的にせよ回避する」と発言したことなどが好感されて、NYダウは440ドル高の上昇となり、円売り優勢の流れとなった。  ドル円は、110.26の安値から110.65まで反発、ユーロドルは一時1.1234まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの買いで1.2785から1.2899まで反発し、ユーロポンドは0.8763まで下落した。  一方クロス円では、ユーロ円は124.23を安値に124.85、ポンド円は141.02から142.42まで反発、オージー円が78.95、NZD円が75.92、カナダ円が83.38まで買い戻された。