金曜日の海外市場は、強い米12月雇用統計を受けて、一時ドル買いが強まるもパウエルFRB議長が、「FRBは市場のリスク懸念に慎重に耳を傾けている」、「必要に応じて迅速かつ柔軟に政策を調整する用意がある」と述べたことが、金融緩和期待につながりドルの上値を抑えた。またNYダウが832ドル高まで反発となり、リスク回避の巻き戻しが優勢となったが、シューマー上院民主院内総務が「大統領は何ヵ月でも何年でも閉鎖を続ける意向」だと述べたことが嫌気された。また、トランプ大統領は会見で、「壁建設予算の確保のため非常事態宣言を検討」とした。 ドル円は108.59から108.07まで下落後、このレンジで上下、ユーロドルも1.1419から1.1346で上下、ポンドドルは1.2618から1.2746まで反発した。 一方クロス円では、ユーロ円が122.84から123.87まで反発、ポンド円が138.32、オージー円が77.31、NZD円が73.28まで反発、カナダ円は、良好なカナダ12月雇用統計もあり81.10まで値を回復した。