昨晩の海外市場は、ドルの買い戻しが優勢となった。米11月小売売上高は、予想通りの結果も、前月の数値が上方修正されたことが好感されたが、一方で、弱いマークイットのPMIが重しとなった。NYダウは、中国財務省が「米自動車と自動車部品への追加関税、来年1月から3カ月間停止」と発表したが、下支えとならず一時560安まで下落した。 ドル円は113.67まで上昇後、リスク回避の動きに113.22まで下落、ユーロドルは、仏12月製造業・サービス部門PMIが、景気判断の分かれ目となる「50」を割り込んだことや全体的に弱いユーロ圏PMIを受けて、1.1270まで下落、ポンドドルは、英首相報道官が「我々の必要な結果を得ることができる」とEU首脳会議での交渉に自信を示したが、ポンド相場の下支えとならず、1.2530まで下落した。 一方クロス円では、ユーロ円127.99、ポンド円が142.39、オージー円が81.26、NZD円が76.70、カナダ円が84.62まで下落した。