昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、米11月雇用統計において、非農業部門雇用者数が前月比+15.5万人、平均時給が前月比+0.2%と市場予想を下回ったことやNYダウが、一時のプラス圏から660ドル安まで下落したなどが嫌気され、ドルが軟調な推移となった。ただ、大きくリスク回避の展開にはつながらなかった。  ドル円は112.92から112.56まで一時売りに押され、ユーロドルは、弱いGDPにも、独CDUの党大会で、メルケル派のクランプ・カレンバウアー氏が新党首に選出されたことが安心感につながり1.1423まで反発、ポンドドルは、来週の議会での離脱協定の裁決を控えて、対ユーロでの売りも強まり、1.2791から1.2712まで下落した。またユーロポンドは、0.8968まで買いが優勢となった。  一方クロス円では、ユーロ円が128.19から128.68まで反発、ポンド円が144.24から143.35まで下落し、オージー円が81.68から81.10、NZD円も77.76から77.15まで下落、カナダ円は、良好な加11月雇用統計やOPECと非加盟国が減産に合意したことを受けて84.17から85.08まで反発した。