昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、軟調な株価を受けて、リスク回避の動きが強まった。米11月ADP全国雇用報告、10月貿易収支や週間新規失業保険申請件数が、予想より弱い内容だったことがドル売りを誘ったが、11月ISM非製造業指数が、予想を上回ったことがどうにか下値を支えた。またNYダウは、中国のファーウェイの副会長がカナダで逮捕されたことを嫌気して一時785ドル近い下落となった。
 ドル円は112.23まで下落後、NY株価の買い戻しに112.77まで反発、ユーロドルが1.1321から1.1413まで反発、ポンドドルも1.2700から1.2813まで買い戻された。
 一方クロス円は、一時の安値から買い戻されて引けた。ユーロ円は127.68の安値から128.30、ポンド円は144.15まで一時反発、オージー円が80.35の安値から81.60、NZD円が77.16から77.56まで値を戻し、カナダ円は、OPEC総会で、結論が先送りされたことで、原油価格が大幅下落したことで83.57まで下落後84.31まで値を回復した。