昨晩の海外

昨晩の海外市場は、一時欧州市場で進んだドル売りが、NY市場に入って、米長短金利がフラット化したことで、米景気減速感が高まりNYダウが、800ドル超えの下落となり、リスク回避のドル買いや円買いが強まった。ただ、ウイリアムズNY連銀総裁が、「米経済には来年も強い追い風が吹く」、「政策金利のさらなる漸進的な引き上げを予想」と述べたこがと、下値を支えた。
ユーロドルは、欧州株の下落を受けて、レパトリ・ニーズから1.1419まで上昇後、1.1319まで下落、ポンドドルは、EU司法裁判所法務官が「英国には、EU離脱の決定を一方的に撤回できる権利がある」との見解を示したことで、1.2840まで反発後、英首相報道官が「英政府は、離脱手続きを定めたEU基本条約50条の発動を撤回しない」との見解を示したことで1.2660まで下落。また、ドル円は、日経平均先物や米長期金利の下落が続いたことで、113円割れのストップをつけて112.58まで下落した。
一方クロス円は、リスク回避の売りが強まった。ユーロ円が127.63まで値を下げ、ポンド円が144.78を高値に142.86まで下落、オージー円が82.57、NZD円が77.98、カナダ円が82.92まで売りに押された。