昨晩の海外市場

 昨晩の海外市場は、株価の大きな下落を背景としたリスク・オフの展開から直近売り込まれていたドルに買い戻しが優勢となった。この日発表された米10月住宅着工件数や建設許可件数は、若干予想を上回ったが影響は限定された。NYダウは一時600ドルの下落となった。  ドル円は、時間外の米長期金利の低下を受けて112.31まで下落後、これを安値に112.85まで反発、ユーロドルは、イタリアの財政懸念などから1.1359まで下落、ポンドドルも1.2777まで値をさげた。  一方クロス円では、ユーロ円が128.01、ポンド円が144.04、オージー円が81.30、NZD円が76.49、カナダ円が84.61まで売りに押された。