昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ブレグジット絡みの悪いニュースで、ポンド中心に、リスク回避的なドル買い、円売りが一時強まったが、ただ、一時290ドル安まで下落していたNYダウが、274ドル高まで反発したことで、巻き戻しの動きも出る形で終了した。米経済指標としては、10月米小売売上高や11月NY連銀製造業景気指数、10月米輸入物価指数が予想より強い内容となったが、11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数や週間新規失業保険申請件数が弱い内容となったことで、相場の反応は限定された。  ポンドドルは、ラーブEU離脱担当相やマクベイ英労働年金相が辞任との報道を受けて、1.2751まで急落、その後一旦反発するも、メイ首相の記者会見が新味なく、更に「ゴーブ英環境相が辞任するようだ」と伝わると1.2725まで安値を広げた。また、ユーロドルは1.1271まで下落後1.1363まで反発、ドル円は113.10を安値に113.71まで値を戻した。  一方クロス円では、ユーロ円が127.77を安値に129.06まで反発、ポンド円は147.94から144.26まで大きく値をさげ、オージー円は82.83から82.16まで下落後82.90まで反発、NZD円は、77.09から77.74まで上昇、カナダ円は、原油の反発もあり85.44から86.25まで買い戻された。