昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、軟調な株価や週末のポジション調整の動きが強まり、リスク志向の巻き戻し的なドル買い、クロス円の売りが優勢となった。米10月卸売物価指数や11月ミシガン大消費者信頼感指数が予想を上回ったが、米長期金利は、安全資産の買いで上げ渋った。  ドル円は113.98から113.64まで一時下落、ユーロドルは、13日のイタリアの予算案提出期限を前に、警戒感が残り1.13216まで値を下げ、ポンドドルは、英7-9月期GDPの速報値が予想通りも、ブレグジットに関して、メイ首相に批判が集まったこと、ジョンソン英運輸担当閣外相の辞任報道などから1.2959まで下値を広げた。  一方クロス円では、ユーロ円が129.37から128.74、ポンド円が148.55から147.50まで売りに押され、オージー円は82.11、NZD円が76.53の安値、カナダ円は、10日続落した原油価格を受けて85.95まで値を下げた。