昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、一時NYダウが220ドル超の上昇となったことで、リスク回避に巻き戻しが優勢となった。ただ、その後ダウが値を消したことで、総じて揉み合い気味で終了した。米9月中古住宅販売件数は、予想を下回ったが影響は限定された。また、ムーディーズが、イタリアを「Baa3」に格下げしたが、引け間際であったことから、ユーロの動きは限定された。  ドル円は112.34から112.65まで反発後、このレンジで上下、ユーロドルは、1.1433からの安値から、イタリアのサルビーニ副首相とディマイオ副首相が、2018年の財政赤字目標をGDP比2.4%から2.1%に変更することを検討しているとの報道もあって、1.1535まで反発、ポンドドルは1.3011を安値に、メイ首相がアイルランドの国境問題で、主要な要求の1つを取り下げる用意があるとの一部報道を受けて、1.3105まで一時上ヒゲを描いたが、その後売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が129.69、ポンド円が147.35、オージー円が80.50、NZD円が74.38まで一時買い戻しが優勢となったが、カナダ円は、8月小売売上高や9月消費者物価指数が、予想を大幅に下回ったことで、85.56まで売りに押された。