昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、FOMCの発表を控えて、様子見ムードの中、ドルは軟調な推移となった。米9月消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業景気指数が、予想より良好な結果となり、米長期金利は堅調な展開となったが、ドル買いは限定された。一方で、国連総会の演説で、トランプ米大統領が、通商問題や原油価格、イランに対して懸念を示したことが、NY株価の上値を抑えた。  ドル円は、日米通商協議において、茂木敏充経済再生相が「大きな方向では一致をみることができた」、「個別項目は首脳会談で合意した上で発表したい」と述べたが、目立った反応は出ず、112.74から112.98で推移、ユーロドルは、イタリア予算案の合意観測を背景に1.1733から1.1793まで反発、ポンドドルも1.3194まで上昇した。  クロス円では、ユーロ円が132.47から133.11まで上昇、ポンド円も147.83から149.04まで反発したが、オージー円が81.60から81.95、NZD円が74.93から75.14での狭いレンジでの推移、カナダ円は、米加NAFTA交渉が難航しているが86.95から87.25での推移に留まった。