金曜日の海外

 昨晩の海外市場は、前日のリスク志向のドル売りやクロス円の買いに、週末に向けて巻き戻しの動きが優勢となった。  ポンドドルは、1.3277を高値に、英国が7月に公表した離脱案がEUから否定されたことに対して、メイ首相が「離脱交渉は袋小路に入っている」と声明で発表し1.3055まで大幅下落、ユーロドルも仏独ユーロ圏9月製造業PMIの速報値が予想を下回ったことなどからポンドにつれる形で、1.1803の高値から1.1733まで下落、ドル円はクロス円の売りに、112.87の高値から112.51まで値を下げた。  一方クロス円は、堅調な株価にも、利食いが優勢となった。ユーロ円が133.13の高値から132.16、ポンド円が149.73から146.99、オージー円が82.37から81.90、NZD円が75.55から75.14、カナダ円が87.45から87.08まで売りに押された。