昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、NYダウが、今年1月の高値を8カ月ぶりに更新する動きから、ドル売り、円売りのリスク志向の動きが強まった。米経済指標としては、9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が強いが、8月米中古住宅販売件数と景気先行指数が、予想をやや下回ったが、影響は限定された。  ユーロドルは、25日にも米欧で通商協議が再開されるとの報道を受けて、1.1785まで値を上げ、ポンドドルも1.3299まで上昇も、ブレグジット絡みのニュースが多く出ており、上値を抑えた。ユンケル欧州委員長が「EU27カ国は英国の合意なき離脱の可能性に備えている」、メイ英首相は「合意なき離脱の準備はしている」などと語った。またドル円は、ロンドン・フィキシングに絡めて112.58まで上昇も、動意は鈍かった。  一方クロス円では、ユーロ円が132.53、ポンド円が149.30、オージー円が82.03、NZD円が75.26、カナダ円が87.25まで買い戻しが強まった。