昨晩の海外

昨晩の海外市場は、李中国首相が、「輸出促進のための通貨の切り下げは行わない」と述べたことで、貿易戦争に安心感が広がり、NYダウが一時200ドル超えの上昇となり、強い新築住宅着工を受けて、米10年物国債利回りが3.09%台まで上昇したが、ドルの反応は鈍かった。
ドル円は、動意に薄い中112.16まで値を下げ、ユーロドルは1.1715を高値に1.1650まで売りに押され、ポンドドルは、強いCPIを受けた1.3215を高値に、メイ首相がバルニエEU首席交渉官のブレグジット案を拒否したとの報道を受けて、一時1.3099まで急落したが、その後1.13170まで反発したが、ユンケル欧州委員長が「EUと英国はブレグジット合意からかけ離れている」と述たことが上値を抑えた。
一方クロス円では、ユーロ円が131.68の高値から130.79、ポンド円が148.55から147.19まで売りに押され、オージーは81.67、NZD円が74.36まで値を上げ、カナダ円は、ハセットCEA委員長が、「米国はカナダなしでメキシコと協定を結ぶ用意がある」と述べたことで86.26まで下落後、原油の反発を受けて86.94まで反発した。