昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、中国が、600億ドル相当の米製品に報復関税を賦課すると発表したが、影響は織り込み済みで、米長期金利の上昇を受けたドルの巻き戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、3.05%台まで上昇した。  ドル円は112.39まで上昇、ユーロドルは1.1724から1.1652まで売りに押され、ポンドドルはバルニエEU首席交渉官が「EU提案のアイルランドを巡るバックストップ措置について、改善する用意がある」と述べたこともあり、1.3119から1.1373で上下した。、  一方クロス円は、NYダウや日経平均先物上昇を受けて堅調な展開。ユーロ円が130.71から131.50、ポンド円が146.94から147.93、オージー円が80.54から81.14、カナダ円は、原油高やNAFTA再交渉などを背景に85.85から86.63まで上昇も、NZD円は73.74から74.05での揉み合いの動きに留まった。