昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、中国商務省が、米国はWTOのルールを犯しており、制裁を止めるよう要請との報道が流れたことをきっかけに円に利食いが優勢となった。  パウエルFRB議長の議会証言では、新味のある話は出ず、6月住宅着工件数や建設許可件数は予想より弱い結果、ベージュブックも、穏やかな米経済の状況を示したが、相場への影響は限定された。  ドル円は112.71まで下落も、その後はもみ合いとなり、ユーロドルが1.1602の安値から1.1662まで反発、ポンドドルは、6月消費者物価指数や小売物価指数が市場予想を下回ったことで1.3010の安値まで売られた後は、1.3073まで値を戻した。  一方クロス円では、ユーロ円が130.88まで下落後131.50まで反発、ポンド円が146.88まで値を下げ、オージー円は82.85の安値から83.56まで買いが優勢となり、NZD円も76.19から76.74、カナダ円が85.04から85.66まで値を戻した。