昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、NYダウが170ドル近い上昇となり、総じて円売りが優勢も、動意自体は薄い展開だが、引け真際に「米当局は、2000億ドル相当の対中関税リストを公表の予定」との一部報道が伝わり、リスク回避的な動きで引けた。  ドル円は、111.35まで上昇後は、高値圏でもみ合いとなり、引け際に110.96まで値を下げた。またユーロドルは、弱い独・ユーロ圏7月ZEW景況感指数を受けて1.1690まで下落後、1.1750まで反発、ポンドドルは、弱い英5月鉱工業生産指数や貿易収支にも悪影響は少なく1.3228から1.3288で上下した。  一方クロス円も一時の買いから、引け際に値を崩した。ユーロ円が130.10から130.74まで上昇、ポンド円は147.15から147.81で揉み合い、オージー円が82.66から83.16、NZD円が76.67から76.14まで、一時買いが優勢となり、カナダ円は、良好なカナダ住宅指標を受けて84.46から84.83まで一時上昇した。