昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、総じて静かな展開も、米1-3月期経常収支が、予想より改善、前期分も上方修正されたこともあり、一時の米中貿易戦争の懸念が若干緩む形となっている。米5月中古住宅販売件数は、予想を下回ったが、影響は少なく、NYダウは前日比プラスマイナス100ドルの範囲の上下の動きに留まった。  ドル円は、パウエルFRB議長の「緩やかな利上げを継続する根拠が強い」との発言を受けて110.45まで反発、ユーロドルは、1.1537の安値からドラギECB総裁が、インフレ目標達成に楽観的な見方を示したことで1.1600まで買い戻しが優勢となったが、このレンジで推移。またポンドドルは、英下院がブレグジット関連法案の修正案を否決したことで、1.3147から1.3218まで値を上げた。  一方クロス円では、ユーロ円が127.10から127.94まで反発、ポンド円が144.81から145.63まで上昇も、オージー円は81.12、NZD円が75.57、カナダ円が82.69まで一時売りが優勢となった。