昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、USTRが対中追加関税のリスト発表、第1弾は7月6日から開始すると発表したことで、中国が報復関税措置を表明、一方トランプ米大統領は、「中国が報復するなら、さらなる追加関税を検討する」と述べたことで、米中貿易戦争に対する懸念が再燃、NYダウが一時280ドル安まで下落し、リスク回避に対する懸念を強めた。ドルの売り戻しが優勢となったが、米5月鉱工業生産は弱かったが、6月NY連銀製造業景況指数やミシガン大学消費者信頼感指数・速報が、強い内容となりドル相場を支えた。
 ドル円は、110.90から米長期金利の低下を受けて110.38まで下落したが、下値は限定された。ユーロドルは1.1626、ポンドドルが1.3292まで買い戻しが優勢となった。
 一方クロス円では、ユーロ円が128.51、ポンド円が147.08まで反発するも、オージー円は、中国との関連から82.28まで値を下げ、カナダ円は、原油の65ドル割れを受けて83.71まで下落、NZD円は76.70から77.01で、揉み合い気味の展開に留まった。
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