昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ドルは高値圏で保合いの展開。米5月リッチモンド連銀製造業指数は、強い内容となったが、影響は限定された。また、トランプ大統領は、「米朝首脳会談は、一定の条件が必要で、それが行われなければ会談は無いだろう」、「中国との貿易交渉の結果は、喜ばしくは無い」と発言したが、大きなリスク回避の動きは広がっていない。  ドル円は、中国財務省が、「7月から自動車の輸入関税の引き下げを実施する」との発表したことで、111.19まで上昇後110.80まで売りに押され、ユーロドルは1.1830まで反発後、イタリア政局不安が上値を抑え1.1769まで下落、ポンドドルは、ブリハMPC委員が「向こう3年間で、年1-2回の0.25%の利上げが必要となるだろう」と述べたことで1.3492まで反発後、1.3414まで値を消した。  一方クロス円では、NYダウが170ドル超えの下落となったこともあり、ユーロ円が131.36の高値から130.61、ポンド円が149.74から148.82、オージー円が84.69から84.00、NZD円が77.51から76.82まで下落、カナダ円は、原油の上昇や予想を上回る加3月卸売売上高を受け87.10まで上昇後、NAFTAの懸念から86.46まで売りに押された。