昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ドルの堅調な推移が継続した。週末米中通商協議が、無難な結果となったことで、NYダウが370ドル高となったが、リスク志向の動きは強まらず、米長期金利が高値圏を維持したことなどがドルを支えた。米4月シカゴ連銀全米活動指数が予想を上回り、ムニューシン米財務長官が「長期的には強いドルが米国にとって有益」、クドロー国家経済会議委員長も「強いドルは投資家をひきつける」と発言したが、市場の反応は限定された。  ドル円は、111.40を上値に111.00まで下落、ユーロドルは、イタリアの政局不安から1.1717まで下落後、1.1780まで反発、ポンドドルが1.3392まで下落後1.3440まで値を戻したが、安値圏で推移した。  クロス円では、ユーロ円は130.50から131.01で推移、ポンド円は149.52から148.83まで売りに押された一方、資源国・オセアニア通貨は堅調で、オージー円が84.19、NZD円が77.04、カナダ円が86.75まで反発した。