昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米国のイラン核合意の離脱を受けたリスク回避の相場の巻き戻しが優勢となった。米経済指標としては、4月生産者物価指数や3月卸売売上高・卸売在庫が予想を下回ったが、影響は限定された。  ドル円は、リクルートの米企業の買収報道や米10年物国債利回りが3%台に一時乗せたことで109.83まで反発、ユーロドルは、イタリアの連立協議が難航していることで1.1823まで下落後、1.1898まで一時買い戻しが優勢となり、ポンドドルも英MPCを控えた買い戻しで1.3608まで上昇した。  一方クロス円では、ユーロ円が130.49、ポンド円が149.21、オージー円が82.01まで反発、NZD円はNZ中銀の政策金利発表を控え76.80まで買い戻しが優勢となった。また週間原油在庫の取り崩しを受けて、原油価格が71ドル台まで上昇したことで、カナダ円は85.51まで買い戻し優勢となった。