現在までの相場は、FOMCを控えて、慎重な動きが続いている。 ドル円は105.55を高値に、G20での黒田日銀総裁の発言となる「物価目標が達成されれば、金融政策の正常化は当然」を受けて105.25まで売りに押され、ユーロドルが1.2291まで反発、ポンドドルは良好な英雇用統計を受けて1.43075まで値を上げた。 クロス円では、ユーロ円が130.64、ポンド円が148.95から149.63まで反発、オージー円は82.02から81.62まで売りに押され、NZD円も76.11の安値まで売り込まれたが、カナダ円は「トランプ政権は北米NAFTA協議で対米輸出用にカナダとメキシコで製造された車両に関する要求を取り下げた」との報道を受けて、81.83まで買いが優勢となった後は、81.35まで一時売りに押された。