昨晩の海外0321

 昨晩の海外市場は、米FOMCを控えて、ドルの買い戻しが優勢となった。NYダウは一時200ドル高となったが、リスク志向の動きとならず、G20の声明では、「貿易において、さらなる対話と行動が必要」、「通貨切り下げや競争や競争目的での為替目標設定を回避」とされたが、市場に対する影響は限定された。  ドル円は106.61まで上昇後、雨宮新日銀副総裁の発言を受けて106.09まで下落後は、このレンジで推移、ユーロドルが弱いZEW景況感指数を受けて1.2240、ポンドドルも弱い物価指数を受けては1.3983まで値を下げた。  一方クロス円は、軟調な欧州通貨を受けて、値を下げた。ユーロ円が130.35、ポンド円が148.80、オージー円が81.61、NZD円が76.42まで下落、カナダ円は、予想を上回った卸売売上高を受けて、81.60から81.22での動きに留まった。