昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、トランプ米大統領の関税引き上げ発言を受けた貿易戦争に対する懸念からリスク回避の動きが優勢となったが、一時400ドル近い下落となったNYダウが、マイナス分を消したことで、巻き戻し気味で引けた。米経済指標としては、2月ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が強い内容となったが、影響は限定された。  ドル円は。黒田日銀総裁が国会の所信表明において、「2019年度ごろに物価目標2%達すれば、出口を議論していくことは間違いない」と述べたことで105.25まで下落したが、その後105.73まで反発、ユーロドルは1.2336まで上昇、ポンドドルは1.3756から1.3817で上下した。  クロス円では、ユーロ円が129.56の安値から130.38まで反発、ポンド円が144.99から145.78、オージー円が81.56から82.04、NZD円が76.16から76.53まで反発して引けたが、カナダ円は81.67まで下落後も反発が82.04の限定された。