FX店頭取引のレバレッジ規制

また、日経新聞から、金融庁によるFX個人証拠金取引のレバレッジ規制に関する報道が出てきた。  昨日金融庁開催の有識者会議が開催されたようだが、個人投資家の参加無ければ、何も意味もない。  このままだと、なし崩し的に実施されてしまう可能性が高いが、安倍政権は、規制緩和を目指しているが、これに反する規制である。  

 

また、東京マーケットの空洞化が騒がれているが、個人投資家がこれを補っているのに、これでまた、東京マーケットは世界から遅れてしまう。  特に本邦の個人投資家は、基本的に円売りサイドのポジションを取ることが多く、もし、規制が実施された場合、「キモノ・トレーダー」が円売りポジションを投げ売ってくる可能性が高い。  

 

実際そうならずとも、投機筋にとっては、絶好の仕掛け場となる。その結果、レバレッジの低下を受けて、個人投資が、投げ売りさせられて、円高が拡大するということにもなりかねない。  金融庁は、日本発の金融リスクを軽減することを目的としているが、逆に「金融庁発の金融リスク」となる可能性がある。  そうなるとまた、100円割れが見えるかもしれないが、金融庁のおりこうさんは、こういった面は、分かっているのかなあ?