昨晩の海外0202

 昨晩の海外市場は、米雇用統計の発表を控えて、総じて方向感の薄い展開で終了した。米経済指標としては、1月ISM製造業景況指数や12月建設支出は、市場予想を上回ったが、両指標とも前月分が下方修正され、影響は限定された。  ドル円は、ロンドンでの高値109.75から109.23まで一時売りに押されたが、その後は揉み合い気味となり、ユーロドルは、東京夕方の安値1.2385からノボトニー・オーストリア中銀総裁が「ECBは今、資産買い入れを終える時期にきている」と述べたことで1.2489まで上値を広げ、ポンドドルは、弱い英1月製造業PMIを受けて、1.4160の安値から1.4278まで反発後、このレンジで上下した。  クロス円は、ユーロ円が136.85まで値を上げたが、ポンド円は156.44の高値から155.54まで売りに押され、オージー円が87.50まで売りに押された一方、NZD円は80.44から81.07まで上昇、カナダ円は88.73まで下落後89.25まで反発した。