昨晩の海外1216

 昨晩の海外市場は、米税制改革案に対する不透明感も、反対していた一部の共和党上院議員が賛成を表明したことで、ドルの巻き戻しの展開となった。  ドル円は112.03から112.74まで買い戻しが優勢となり、ポンドドルは、EU首脳会議で、ブレグジット交渉が正式に第2フェーズ入りが決定したが、一定の織り込みや今後の交渉に対する懸念から1.3302まで下落、ユーロドルも1.1812から1.1749まで売りに押された。  クロス円では、ユーロ円が132.73まで一時上昇、ポンド円が150.41から149.42まで売りに押され、オージー円は85.96から86.33で推移、NZD円は78.98まで買いが優勢となり、カナダ円は88.10まで上昇後、NAFTA交渉の不透明感からカナダ企業の4分の1以上が一部業務を米国に移す可能性があるとのレポートを受けて87.38まで売りに押された。