昨晩の海外1205

 昨晩の海外市場の動向は、ポンド相場がブレグジット絡みの思惑で荒れた展開となった。  ポンドドルは、1.3422からメイ英首相のスポークスマンが「ブレグジットの交渉は順調に進んでいる」と発言したことや欧州連合と英国が、アイルランドと北アイルランドの国境問題で合意に達したとの報道を受けて、1.3539まで上昇したが、その後ユンケル欧州委員長が、「本日中の合意はない」と発言したことで1.3414まで一時急落した。ユーロドルは、メルケル独首相率いるキリスト教民主・社会同盟と社会民主党が大連立協議を合意したものの、対ポンドでの売りに押され1.1879から1.1829まで値を下げ、ドル円は、113.09まで上昇後、米下院委員会が「ロシアゲート疑惑で2名の議員を調査」との報道を受けて、112.36まで値を下げた。  一方クロス円では、ユーロ円が134.05から133.27に値を下げ、ポンド円は152.96の高値から151.25まで一時急落気味となり、オージー円が85.96から85.37、NZD円が77.59から77.02、カナダ円は89.24から88.57まで売りに押された。