昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米9月雇用統計において、非農業部門雇用者数は、マイナス3.3万人と下振れたが、ハリケーンの影響による振れと判断され、平均時給が前月比で+0.5%と市場予想を上回ったこと、失業率も4.2%に低下したことなどから一時ドル買いを強めたが、その後は、米長期金利の利回り上昇が一服したことや北朝鮮に対する週末リスクなどから、巻き戻しで終了した。

 ドル円は113.44まで上昇後、ロシア議員が「近い将来に北朝鮮が再び長距離ミサイルの発射実験を実施する」と発言したことなどからリスク回避の動きが強まり112.61まで下落、ユーロドルは1.1670から1.1739まで反発、ポンドドルも1.3027まで下落後1.3071まで反発して引けた。

 クロス円では、ユーロ円が132.77まで上昇後132.14まで下落、ポンド円が147.98から147.04まで下値を拡大、オージー円が87.92まで上昇後87.48まで値を下げ、NZD円は、政局の不安定から79.80まで下落、カナダ円は、加9月雇用統計がまちまちの内容となるも90.25まで買いが優勢となった後、89.77まで売りに押された。