昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、弱めの米8月コアPCEデフレーターを受けて、一時ドル売りが出るも、四半期末や月末、週末を睨んでもみ合い的な展開に終始して終了した。その他米経済指標としては、9月シカゴ購買部協会景気指数は強かったが、9月ミシガン大学消費者信頼感指数が弱く、影響は限定された。またハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が「12月の利上げを待つこともできる」と発言をしたが、市場は反応薄だった。  ドル円は112.22まで下落後112.74まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏9月消費者物価指数の速報値が弱く、1.1833から1.1792まで一時売りに押され、ポンドドルは、弱い英第2四半期GDP・確報値やカーニーBOE総裁が、「EU離脱の不透明感で、利上げに踏み切っても、利上げは緩やかで限定的なものになる」との見解を示したことで1.3350まで売りに押された後1.3425まで反発したが、総じてレンジ的な推移に留まった。  一方クロス円では、ユーロ円が132.60から133.11、ポンド円が150.20から151.13、オージー円が87.95から88.36、NZD円が81.03から81.43で推移、カナダ円は弱い加7月GDPを受けて89.83まで売りに押された。