昨晩の海外

 金曜日の海外市場は、週末を控えポジション調整の展開もポンド売りが優勢となった。
 ポンドドルは、メイ首相が「移行期間を2年程度が好ましく、条件の悪い合意ならなくても構わない」と発言、グレイリング英運輸相が「EU離脱時に金融債務を支払う」としたことに加えて、引け際にムーディーズが、英国の格付けの引き下げを発表したことで、1.3451まで下落し安値圏で引けた。またユーロドルも1.1937まで売りに押されたが、ドル円はアジア時間に北朝鮮リスクで下落した反動から112.17まで反発後111.85を下値に揉み合い気味で終了した。
 クロス円では、ユーロ円が133.80までじりじりと売られ、ポンド円が152.26から150.69まで値を下げた一方、オージー円が89.38まで買いが優勢となり、NZD円は週末の選挙を控え81.37の安値からショートカバー気味に82.25まで反発したが、カナダ円は、加8月消費者物価指数や7月小売売上高がまちまちな結果となり、原油価格の動きに91.45から90.67まで値を下げた。