昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米8月消費者物価指数が市場予想を上回り、米週間新規失業保険申請件数が前週から改善したことなどで一時ドル買いを強めたが、その後はポンド中心にドル売りが優勢となった
 ドル円は111.05まで上昇後、北朝鮮がミサイル発射を準備しているとの報道を受けて110.07まで押し戻しされた。ユーロドルは、対ポンドでの売りが強まり1.1838まで下落後、パドアン伊財務相が「強いユーロは、金融緩和策の終了を遅らせる可能性」と述べたことで1.1922まで反発、ポンドドルは、英MPCで政策金利が据え置かれたが、議事録で早期の利上げの可能性が示唆されたことで1.3406まで上昇し、ユーロポンドは0.8867まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が131.76、ポンド円が148.35まで上昇、オージー円は88.56から88.03、NZD円が、NZ総選挙で野党の支持率が与党を上回っているとの報道もあり79.59まで値を下げ、カナダ円は90.88から90.46で上下した。