昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、NYダウの反発もあり、朝鮮半島の緊張を受けたリスク回避の動きも一段落した。米8月ISM非製造業景況指数が、わずかに市場予想を下回ったが、影響は限定された。  ドル円はロンドンの安値108.45から109.14まで反発後、フィッシャーFRB副議長が、10月中旬をめどに辞任するとの声明を発表したことで108.70まで売りに押された。ただトランプ米大統領が「軍事行動は北朝鮮に対しての最初のオプションではない」と発言したことで、109.40まで買いが優勢となった。ユーロドルが1.1950から1.1908で推移、ポンドドルは1.3082まで上昇後1.3035まで売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円が130.40、ポンド円が142.69、オージー円が87.51まで上昇の一方、NZD円は78.31まで売りに押された。また予想外にカナダ中銀が利上げを実施したことで、カナダ円は一時89.79まで急騰した。