昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米雇用統計を受けた一時のドル売りも巻き戻しが優勢で引けた。米8月非農業部門雇用者数は、+15.6万人と市場予想の+18万人を下回り、前月分も下方修正。8月失業率が4.4%の悪化、平均時給も前月比で+0.1%と予想を下回ったが、その後発表された。米8月ISM製造業景況指数や8月ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値が、良好な結果を示し、ドルの買い戻しを誘った。  ドル円は109.56まで下落後110.47まで上昇、ユーロドルは、ノボトニー・オーストリア中銀総裁が「欧州中央銀行は、ユーロ高に過剰に反応すべきでない」と発言したことや米雇用統計を受けて、1.1980まで上昇後1.1850まで売りに押され、ポンドドルは、英8月製造業PMIが予想を上回ったこともあり、1.2995まで値を上げた。ユーロポンドは0.9150まで売りに押された。  一方クロス円では、ユーロ円は131.35から130.66まで下落、ポンド円が142.10から143.02まで上昇、オージー円が87.94、NZD円が79.06、カナダ円が89.08まで買いが優勢となった。