昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ムニューシン米財務長官が、ドル安のメリットに言及したことで、ロンドン市場でのドル買いから一転売りが優勢となった。米経済指標は、米週間新規失業保険申請件数は良好も、米7月コアPCEデフレーターや8月シカゴ購買部協会景気指数は横ばい、米7月中古住宅販売保留件数指数が弱かったが、マイナスでまちまちの展開に影響は限定された。
 ドル円は110.67まで高値拡大後109.88まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏8月消費者物価指数が強かったことで、1.1905まで反発後、ルメ-ル仏財務相とECB当局者が、ユーロ高に懸念を表明したことで1.1823まで下落したが、その後1.1913まで再反発、ポンドドルは、タカ派のソーンダーズ英MPC委員のハト派発言を受けて、1.2853まで下落後1.2935まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円が131.58から130.71、ポンド円が142.90から141.55まで下落、オージー円は87.05から87.37で推移、NZD円が78.71まで値を下げ、カナダ円は、予想より強いカナダGDPを受けて87.32から88.16まで値を上げた。