昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、ドルが上下する形となった。この日発表された米経済指標としては、週間新規失業保険申請件数や8月フィラデルフィア連銀製造業指数が市場予想を上回ったが、7月鉱工業生産が市場予想を下回り、反応は限定されたが、NYダウが250ドル超えの下落、スペインのバルセロナでのテロ、コーンNEC委員長辞任の噂などから、終盤に入ってリスク回避の動きを強めた。
 ドル円は110.38から109.45まで下落、ユーロドルは、ECB議事録のハト派的内容を受けて1.1662まで下落後、1.1748まで反発、ポンドドルは、1.2853まで値を下げた後、英7月小売売上高が予想を上回ったことで、1.2900まで反発した。
 クロス円では、ユーロ円が128.37、ポンド円が140.86、オージー円が86.34、NZD円が79.74まで下落、カナダ円は87.35から86.36まで弱含んだ。