昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、中国が景気刺激策を発表したことで、NYダウが、250ドル高まで上昇したが、リスク志向の動きは強まらなかった。米経済指標としては、5月住宅価格指数が市場予想を下回り、7月マークイット製造業PMIや7月リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったが、影響は限定された。  ドル円は、110.96から111.24の狭いレンジでの推移、ユーロドルは、予想を上回るユーロ圏の7月製造業PMI・速報値を受けて、1.1717まで上昇後1.16173まで売りに押され、ポンドドルは、メイ英首相が「EU離脱省を格下げし、私がEU離脱交渉の主導権を握る」と発言したことを受けて1.3159ドルまで、一時上昇した。  一方クロス円では、ユーロ円が130.14から129.79で推移、ポンド円は146.34まで買い戻しが優勢となり、オージー円が82.57、NZD円が75.72まで値を回復、カナダ円は84.36から84.59で上下した。