昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米上院特別情報委員会が、コミー氏の証言原稿を公表。コミー氏は「トランプ大統領は忠誠を要求し、フリン前大統領補佐官の調査を終了することを希望した]と伝えられたが、これがトランプ大統領からの強制はないと受け止められ、円の巻き戻しに繋がった。

 ドル円は109.12から109.85まで反発、ユーロドルは、ECBがインフレ見通しを引き下げるとの一部報道を受けて1.1204まで下落後、1.1283の戻り高値と上下の動き、ポンドドルは、英総選挙を控えて1.2968まで買いが優勢となった。日銀が来週の金融政策決定会合で、「景気が緩やかな拡大に転じつつある」と総括判断を引き上げる可能性があると報じられたが、市場の反応は限定的となった。

 クロス円では、ユーロ円が122.62から123.72、ポンド円が140.74から142.32、オージー円が82.40から82.93、NZD円が78.52から79.02まで反発、カナダ円は、週間原油在庫の積み増しを受けて81.58から80.86まで売りに押された。