昨晩の海外

 昨晩の海外市場は、米5月シカゴ購買部協会景気指数や中古住宅販売保留件数指数が弱かったことで、一時ドル売りが優勢となった。ただ、発表された5月シカゴ購買部協会景気指数が、異例的に発表1時間後に、大幅に上方修正されたが、ドルの買い戻しは限定された。また、午後に発表されたベージュブックは、インフレや景気の持ち直しが穏やかなペースであることが指摘された。反応は限定されたが、市場は戸惑い気味の展開に留まった。
 ドル円は110.49まで下落、ユーロドルが1.1252、ポンドドルが1.2922まで上昇した。
 クロス円では、ユーロ円が124.75から124.53、ポンド円が141.48から142.92まで反発した一方オージー円が82.11、NZD円が78.38まで下落、カナダ円は、加GDPが強弱混在となったが81.79まで売りに押された。