昨晩はFOMCの結果発表を控えて、米長期金利が売りに押され、ドルが堅調となった。ただ、あくまでFOMCの過度な利下げ期待からのポジション調整であり、この動きを追いかけるのは避けたい。本日も様子見ムードは続きそうだ。
金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。据え置きが想定されており、当面政策金利の維持が示されると相場の反応は限られそうだ。
経済指標としては、英11月英小売連合・小売売上高調査、豪11月NAB企業景況感・信頼感指数、独10月貿易収支、米11月NFIB中小企業楽観度指数と10月雇用動態調査、メキシコ11月消費者・生産者物価指数などが発表される。
注目としては、米雇用統計の発表が遅延する中、普段は影響が少ないが、米10月雇用動態調査に焦点が当たりそう。弱い結果はFOMCの利下げ思惑を強めそうだ。
要人発言としては、FTの会議で、植田日銀総裁の発言機会があるが、恐らく12月利下げを裏付ける内容となる見られるが、サプライズ発言がなければ、一定の織り込みの範囲に留まりそうだ。
戦略としては、ドル円は、直近高値を超えて157.89まで上値を拡大も、現状は上値を抑える形。上値は155.18が抑えると利食い優先や売り狙いも、越えるなら止めて156.58-74、157.19、157.89-20、158.87、161.80、161.95越えをストップに順次売り場探し。下値は、154.90が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて154.35、153.62、152.82、152.16、151.07-53、150.16-28、149.38、ギャップの下限となる147.50-82割れをストップに順次買い下がりとなる。
ユーロドルは、1.1919まで上値を拡大も、更なる展開とならず、上値は1.1682が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.1728-31、1.1759-80、1.1819-49、1.1919、1.20のサイコロジカル、1.2042越えをストップに売場探し。下値は1.1590-92が維持されると売りは利食い優先、買っても割れるなら止めて1.1547-55、1.1467-91、1.1467-91、1.1373-90、1.1357、1.1313、1210、1.1131-57、1.1065、1.0923、1.0889割れをストップに順次買い場探し。
ポンドドルは、1.3789まで高値を更新も更なる展開とならず、上値は、1.3362-98が抑えると買いは利食いで、売っても超えるなら止めて1.3443、1.3471-90、1.3511-37、1.3560-71、1.3661、1.3727-51、1.3789-00越えをストップに売り直しとなる。下値は1.33や32ミドルが維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて1.3180、1.3125、1.3080、1.3010-38、1.29、1.2708割れをストップに順次買い直し。
一方クロス円では、ユーロ円は、182.01までまで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は181.84が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止め182.01、183円、184円や185円のサイコロジカルをストップに順次売り場探し。下値は180.50が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて180.10、179.60-77、178.98、177.74、177円前後、175.71-28、175.25-36、ギャップの上限となる174.82-25、174.69、下限となる174.82、172.14-27、170.97-24、169.73-82、169.04割れをストップに順次買い場探し。
ポンド円は207.82まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は208.12が抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな209円や210円越えをストップに順次売り直しとなる。下値は206.19-60が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止め205.19-49、204.30、203.58-70、202.33-35、201円前後、200.31、198.88-07、197.39-49、196.10-25、195.71、195.03割れをストップに順次買い直しとなる。
豪ドル円は、上値を103.38まで拡大も上値追いは避けたい。上値は、103円ミドルが抑えると買いは利食い優先で、売っても超えるなら止めてサイコロジカルな104円、104.53、105.43越えをストップに順次売り直しとなる。下値は102.10-30が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて101.52、100.15-36、99円ミドル、98.83、98.08-21、97.62、96.62-92、96.26、95.71-81、95.15-55割れをストップに順次買い直しとなる。
NZD円は、90.09まで上値を拡大も上値追いは避けたい。上値は、90.50が抑えると買いは利食いで、売りは越えるなら止めて91円や92円越えをストップに売り直しとなる。下値は89.50が維持されると売りは利食いで、買っても割れるなら止めて88.88-14、86.99-24、86.66、85.89、85.19-35、84.61割れをストップに買い直しとなる。