金曜日の海外市場は、米労働省労働統計局が、米10月消費者物価指数は発表せず、11月分は12月18日に公表予定と発表、雇用統計に続きCPIも12月FOMC前に発表されないことから、12月利下げは難しいとの思惑もあってNY株価3指数が一時調整を深めるた。ただ米10年物国債利回りが、ウィリアムズNY連銀総裁の「短期的な利下げの余地はまだある」との発言もあって、4.102から4.040%まで低下したこで、リスクオフの動きは限られた。なお、米11月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は予想を上回ったが、影響は限られた。その他コリンズ・ボストン連銀総裁は「現在の金利水準は現時点では適切」、ローガン・ダラス連銀総裁は「12月の利下げを支持するのは難しい」、「しばらくは金利を据え置くべき」などど述べている。
ドル円は、増日銀審議委員のインタビューで「利上げ判断が近づいている」ど日経が報じたこと、「政府・日銀による為替介入への警戒や日銀によるレートチェック」の噂などから156.96から156.20まで下落、ユーロドルは、欧州圏各国の11月PMIがまちまちの展開も、1.1553から1.1491まで下落、ポンドドルは、1.3103から1.3038まで下落後、対ユーロでの買いに支えられ1.3110まで反発した。ユーロポンドは0.8828から0.8781まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は181.20から179.77まで下落、ポンド円は205.63から204.30まで売りに押され、オージー円は101.28から100.36で上下、NZD円は87.99から87.31で揉み合い、カナダ円は111.45から110.61まで利食いに押された。