昨晩の海外(2025/11/12)

昨晩の海外市場は、米債券市場がコロンバス・デーで休場の中、直近発表が開始されたADP全米雇用報告の10月25日終了週までの4週平均が、▲1万1250人になったと伝わると全般的にドル売りが優勢となった。ベッセント財務長官は「トランプ関税は米国の消費者に対する税金ではない」、「住宅ローン金利は大幅に低下している」、ハセットNEC委員長は、「来年初めまでに3-4%の成長ペースに戻るだろう」、「インフレ軌道は実に良好」などと述べている。尚、NYダウは政府閉鎖を好感する形で上昇したが、ナスダックは、ソフトバンクが保有するエヌビディアの株を10月に全て売却したとの報道を嫌気した。
 ドル円は154.44から153.67まで一時下落、ユーロドルは、独11月ZEW景況感指数が予想をわずかに下回ったが、1.1550から1.1606まで反発、ポンドドルは、英7-9月のILO方式失業率が悪化したが、グリーン英MPC委員が、
「インフレに粘着性があるため、政策金利はもう少し抑制的であるべき」、「中立金利3.25-3.50%は極めて合理的な水準」などと述べており、1.3116から1.3184まで反発した。尚ユーロポンドは、0.8774から0.8814まで反発した。
 一方クロス円はまちまちの展開。ユーロ円は178.11から178.74まで反発、ポンド円は203.29から202.34まで下落後203.05まで反発、オージー円は100.71から100.41で上下、NZD円は86.84から87.30まで反発、カナダ円は100.07から109.70まで上下した。